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第1127話 浮いていた拳

569 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/05/31(土) 16:24:49 ID:RlMlyhZa0
私が4~5歳の頃の話です。

その頃は父、母、私のアパート暮らしだった。
両親は共働きでアパートの住人とは結構仲が良かったから安心して働いていたみたいで幼い私を一人家に残し、夜9時頃にならないといつも帰ってこなかった。

私は4時ごろまで近所の子と遊んだりしてたんだけど、みんな帰っちゃってからは一人ベランダに出て空を見たりしていた。

今思えばおかしい話なんだけど、天気が良くない日にいつも空に巨大な人の拳のようなものが浮いていた。
結構鮮明に覚えていて、しかも皮膚がある拳ではなく、よく保健の教科書に載ってる筋肉が露出したような感じのもの。(うまく言えなくてごめん)

天気が悪い日に出てくる。何回も見たし、小さかったからか特別不思議にも思わなかった。
でも夢ではない、確実に見たんだ。
今思えば本当に有り得ないことだし、もう見ないけどあれは何だったんだろう。

今でもそれがすごく不思議。

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