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第1169話 ドッペルゲンガー(23)

503 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/07/05(土) 03:22:47 ID:3DvCkQMm0
1度だけ、ドッペルゲンガー?が出たことがある。

学生のとき精神的に不安定で、夕方バイト行く前、突然物凄い不安に襲われ、
心臓がバクバクして、家の中をウロウロ歩き回りながらパニクってた。
30分くらいハァハァして落ち着いた後、自営業してる父親から電話がかかってきて、
出てみると驚いた様子。「…○○(俺の名)、いま店に来た?」
普通に俺が店に来て、「いよぅ。」と挨拶。なぜか店の奥に行き、そのまま消えたんだと。

俺、パニクって何か飛ばしちゃったかな、って素直に思った。
SF・オカルト好きな父親。「絶対、店に来るなよ。会っちゃマズいから。」親子で変人。芥川乙。

それと、時間の流れ・感じ方が変わったことも。世界がテンポアップ。

ある昼に、やっぱりパニクったときに、心臓の鼓動がかなり早くなる。
んで視界が風に揺れるカーテンのようにヌルヌル動いて、(のっぺらな壁とか顕著)
窓の外に見える雲の流れの速きこと風の如く。
時計の秒針も速くなり、心臓の鼓動とほぼ同じに。(なんと心臓に同調してくれる)
それからPC→コンポAUX接続で流してたmp3の音楽のテンポが速くなり、
しかも音程も上がる。(音痴だけど、たぶん半音~全音くらい)

猛烈な不安と動悸以外に異常はなかったので、「やっべ~すげー」とむしろ楽しんでた。
外界が速くなってたように感じたけど、俺が遅くなってたのか、どっちかは分からん。
けど、その夜、頭髪がワサワサ抜けた。指を通す度に4、5本、抜き放題だった。
たとえ時間の流れが変わろうが、抜けた髪の毛は戻ってこない。

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