第1172話狐の復讐

2010/8/7（14年前） 2013/6/17 Part45, 狸・狐 27

556 ：本当にあった怖い名無し[sage] ：2008/07/07(月) 00:46:00 ID:v3ExE5vU0

【心霊】サバゲ中の恐怖体験を語れ！【恐怖】
http://hobby8.2ch.net/test/read.cgi/gun/1115215320/631-634n631 ：名無し迷彩：2006/03/14(火) 16:34:43
以前、人家から相当離れた山中で数回夜戦を行った。
月明かりが、とても明るいスナイパー好みの夜だった。
数戦終えて小さな空き地で小休止してると、そこいらに
いそうな中型犬が現れた、10ｍくらい距離を置いて近づ
こうとしないが、菓子とかを投げると5ｍくらいまで寄っ
て来るようになった。
やせ細った犬はよくよく見ると犬ではない綺麗な狐とわ
かったが、珍しいなくらいにしか思わなかった。
さあ開戦となり、流れ玉が当たってはと、その狐を追い
払ったその時・・・私を含めた数人がしっかり見た。

それまでダラリと垂れ下がっていた、
その狐の尾は１本や２本じゃない何本もあった。

（つづく）

557 ：本当にあった怖い名無し[sage] ：2008/07/07(月) 00:46:39 ID:v3ExE5vU0

632 ：名無し迷彩：2006/03/14(火) 17:02:07
631から
その狐は小気味良く飛び跳ねながら細い林道を横切り
林道の山側へ・・・　その間２度ほどこちらをふりむ
いた。　　その２度目に低い声で鳴くと言うより唸り
声のようなものが聞こえた。低い低い声だった。
私は「ﾁｶﾞｳﾅ｣と聞こえたが他の者は｢ﾁｶﾞｳ｣とか、ある
者は｢ｺﾚﾃﾞﾊﾅｲ｣と聞こえたと後でわかった。
皆は、誰かが今の狐おかしいというまで、今自分が見
た光景が目の錯覚と思いこんでいた。
そして、俺も俺もと今見た光景が現実とわかり、即刻
撤収を止める者などいなかった。　　　　　　　　　　　　　　　（つづく）

558 ：本当にあった怖い名無し[sage] ：2008/07/07(月) 00:47:20 ID:v3ExE5vU0

633 ：名無し迷彩：2006/03/14(火) 17:42:38
632から
話は前後するが・・・
この場所は３週間ほど前に下見に来ていた。
もちろん昼間、といっても早朝だった。
林道脇に車を止めて、仲間とこのあたりならと
話しているとジムニーが２台凄い勢いでやって
きた。私の車が邪魔だったので直ぐにどけ様と
すると・・・「こんなとこでなにしっとるん
じゃー」「さっさとどけんかー」っと散弾銃を
構えたおっさんが降りてきた。両車の後部には
猟犬が何匹も・・・ゲーマーがおもちゃのエア
ガンでも一般人（その時は平服）に見せない様
気を使うのにと思ったが、かかわりたくないの
で、ぺこぺこしながら車をわきにどけると２台
は、また凄い勢いで走り去った。
仲間となんだあいつらは、などと話していると
遠くで「バンッ」「バンッ」と散弾銃の音と犬
の鳴き声・・・その時ここは夜戦のみというこ
とになった。　　　　　　　　　　　　　（つづく）

559 ：本当にあった怖い名無し[sage] ：2008/07/07(月) 00:47:42 ID:v3ExE5vU0

634 ：名無し迷彩：2006/03/14(火) 18:15:04
633から
そんな出来事もそろそろ忘れかけていた数週間後
私は新聞記事を見て背筋が凍った・・・あの夜以上
に怖かった。その小さな新聞記事には狩猟中仲間を誤射、
さらに誤射した加害者が直後に猟銃自殺
とありました。まさにあの山です。

ごじつけと言われるかもしれないが・・・
あの狐は仲間か家族を撃たれ復讐しようと犯人
を探していたのではないかと・・・
似たような銃をもつ私たちが犯人かと近づいた
のではないかと・・・

もちろん新聞記事の２人があの２人かはわから
ない。
もちろん二度とあの山にはいきたくない。

あの夜、狐をエアガンで撃つような馬鹿が私た
ちのチームにいなくて本当に良かった。

（おしまい）

『第1172話狐の復讐』へのコメント

名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2008/07/28(月) 12:19:00 ID：b72c76a2a

お狐さまは敬わんと怖いからな
名前:karaage 投稿日：2008/08/08(金) 22:21:00 ID：ec959585f

,
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2009/06/10(水) 19:05:00 ID：f222b06c4

せつない話‥狩猟も遊びでいい気になってするもんじゃないね。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2009/07/19(日) 14:53:00 ID：4e2190173

他の人がニュアンス同じだけど違う言葉に聞こえたのが本当っぽい
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2009/08/23(日) 08:35:00 ID：f7693a5c4

こ、こえ━━━━━━！！
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2009/10/25(日) 13:50:00 ID：f88c2ada4

執念深いんだね…。動物は大切にしよう
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2009/12/27(日) 12:50:00 ID：5ee63b233

ちょう怖ぇ
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2010/01/03(日) 18:29:00 ID：53ca85872

御狐様は山の神様かねぇ・・・敬いもなく山に入り生き物を殺して帰るんだからそりゃキレるよ
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2010/04/30(金) 12:47:00 ID：bea150246

最後の一文に尽きる･･･。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2010/07/12(月) 21:18:00 ID：dbcb0bfbb

狐の話って独特の空気感があるよね
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2010/07/12(月) 21:29:00 ID：b5dfdfdec

うわあぁコレは怖い
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2010/07/13(火) 12:47:00 ID：4f61d7385

狐狩りを昔からやってる国などはどうなるんだろう。国によって動物の存在も違うのかな。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2010/10/26(火) 23:19:59 ID：ad7ade786

誤射で仲間を撃ち殺した人が、自殺してたっていうのを
山の中で見つけたとかって事件、なかったっけ？

悪いこと、してたんだろうなぁ。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2011/01/20(木) 21:44:28 ID：4a43a1826

こじつけ
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2011/02/20(日) 18:33:36 ID：1003fae3a

九尾の狐か。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2011/04/04(月) 21:53:15 ID：8817df142

狐の集合体が幻術を
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2011/04/25(月) 13:54:08 ID：57d76590b

ナルトじゃね？
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2011/12/17(土) 13:47:25 ID：a61ddf175

＞その小さな新聞記事には狩猟中仲間を誤射、
＞さらに誤射した加害者が直後に猟銃自殺

これ記憶にあるぞ。何年か前。
別の事件かも分からんが。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2011/12/17(土) 23:25:05 ID：df94f0d71

すごい話だ。他人のドラマを至近距離で見てしまいましたね。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2012/07/16(月) 08:36:46 ID：2f71c2314

この話好きなんだ､狐が理性的で
間違えないし無差別でもないとこが
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2012/07/16(月) 16:11:56 ID：89f781039

この誤射の事件は知ってるが、そこにこじつける必要があったのか疑問。

リアルさを出す手法だって事は百も承知してるが、死んだ本人も赤の他人に”あいつはキツネに酷いことしたに決まってるんだから酷い目に合って当然”とか言われたら逆にそいつを祟るだろうよ。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2013/06/18(火) 21:44:02 ID：aefaeaa1d

狩猟には法的にも倫理的にも男の美学（？）的にもルールがあるからナー。
掟に背いてしまったのかもね。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2014/05/06(火) 23:07:55 ID：5df49e75c

狐GJ
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2014/10/20(月) 12:47:56 ID：806fd0dd4

狐さんかっちょかわええ～
でも亡くなった家族？恋狐？とはもう会えないんだよな。可哀想だ
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2014/12/11(木) 16:15:38 ID：8ab1de053

実際にあった事件にオカルトな噂が立つのはよくあること
911とかオウムみたいな「世間を揺るがす大事件」以外では珍しいけどね
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2015/07/02(木) 02:18:47 ID：a7e0476c7

これはきっと投稿者の言う通り。
名前:本当にあった怖い名無し投稿日：2018/10/18(木) 15:05:01 ID：96dc59274

>>18 秩父の事件かな？

2005年12月23日、シカ狩りに来ていた男が散弾銃の誤射で死亡。誤射した男は同年12月30日に相模川河川敷で同じ散弾銃で自殺。自殺した男と、もう一人の狩猟仲間は「ライフルを撃っていない」と警察に言い残している。
秩父署は業務上過失致死の疑いで、さいたま地検熊谷支部に被疑者死亡のまま書類送検。

ほんとにあったかどうかは別として、相手が動物であれ何であれ、意味も無く、徒に殺傷すると言うことは因果応報を覚悟しなければならないと思うけどね。

『第1172話 狐の復讐』へのコメント

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