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第1206話 祖父への電話

390 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/08/22(金) 12:47:06 ID:tPGI7ggr0
ある日、帰宅のバスに乗ってて窓から外を見ていると祖父を見かけたので、
無理に降ろしてもらった。家からはだいぶ離れた場所だった。
祖父は俺を見るなり「無事かあ、よかった……」と言って倒れ込んだ。
とりあえず近くのバス停(国道沿いで他に何もない)で座って話を聞いたら、
「小屋で作業(DIYの類)してたら電話かかってきたから出た。
おまえが涙声で、おじいちゃん、おじいちゃんと言って電話切れたんだよ。
だから誰かにさらわれたかと思って探しに来た」と言われた。
どうやら、2時間近くもうろうろと歩き続けたらしい。びっこ引いて。
俺は「それ悪戯電話か間違いだよ。脚悪いのにありがとう」と言った。30分後に来るバスを2人で待っていると、1台の車が目の前で止まった。
降りてきたのは祖父宅の、近所の中年男性だった。焦りながら、
「山本さん(祖父)ここにいたのか。探したんだよ。
山本さんとこの小屋焼けたよ、火事。家はだいじょうぶだけど」と。
びっくりしてすぐに車に乗せてもらい、帰宅。家の周りには警察やら。

意味不明な電話の後、近所のDQN高校生数名が祖父宅の隣の空地で
バイクやら車をいじっていて、それで爆発が起きて小屋に引火したそうで。

突発的なことだったので、その電話がなかったら、
いつもびっこ引いてる祖父は危なかった。

391 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/08/22(金) 12:48:36 ID:tPGI7ggr0
ごめん、冒頭の文章が抜けていた…
冒頭にはこれが来ます。無いとわけわからんね。

大学の頃、通学時間の都合で祖父の家から通っていた。
脚の悪い祖父と二人暮らしだったが、問題なく暮らしていた。
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