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第1289話 消えた男の子

804 :本当にあった怖い名無し :2008/12/06(土) 14:50:57 ID:KUc3zawoO
一つ聞いて下さい。

俺は生れ付き左目に病気があり、高1の時に摘出した。
それからずっと義眼生活。特にハンディキャップなんて感じずに生きていた。
で、今から5年前。二十歳の時の話しなんだけど、大学へ行くため荻窪から中央線に乗った。
真っ昼間だったんで、結構ガラガラで俺は長い椅子の真ん中にドカっと座り小説を読んでいた。
何分経ったのか、目の前に視線を感じ見ると、4、5歳の男の子が目の前の椅子に座ってジッと俺を見ていた。
子供って珍しいものに何でも興味持つから、俺の義眼が気持ち悪いのかなって思った。(今までにも散々言われてきてるんで)
その子があまりにジッと見るんでちょっと可笑しくなって、吹き出してしまった。
すると男の子は立ち上がって、俺の目の前に立った。
そして、ごめんなさいって言ってそのまま消えちゃった。
立ち去ったとかじゃなく、本当に。蝋燭の火をフッと消したみたいに。
ビックリして周りを見渡しと、近くにいた小学生や高校生、おじいちゃんとかもビックリしてた。

あれ以来、その子は見てないけど何か忘れられない。

808 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/12/06(土) 16:57:53 ID:kAXxXMjU0
>>804
乗っていた路線は違うけど、同じ経験がある。

自分は、友達と二人で ガラガラな車内の長椅子の中央に座って
話をしていると、>>804と同様に視線を感じた。
見ると向かいの長椅子の中央(自分達の前)に4~5歳位の男の子が、
膝をキチンとそろえて、膝の上に手を置いて、自分達をみていた。
ちょっと可愛い子だったので、微笑み返しをしたら
席を立ってニッコリ笑ったと思ったら フッと消えた。

目の錯覚かと思っていたら、友達が「消えたよね?」と
自分の目が信じられないかの様に聞いてきた。
「消えた・・・様に見えた。」と返すと、「消えたよねぇ!」と念押ししてくる。
ドアを挟んだ隣の長椅子に座っていたオバハンも目を丸くしていた。

随分昔の話だけど、自分も未だに忘れられない。

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