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第1420話 黒い何か

511 :本当にあった怖い名無し :2009/05/06(水) 07:14:42 ID:UA0oOqJC0
私が子供の頃です。当時は病弱で、よく熱を出してばかりいました。

ある夜の事でした。私は2階の窓際で寝ていました。
すると、熱で朦朧としながら仰向けで寝ている私の左腕が、チクチク痛むのです。
ぼんやりとした意識のなかで、左側に顔を向けると何もありません。
寝苦しいのですが、眠いので目を閉じると、またチクチク左腕が痛むのです。
起き上がって良く見ると、布団と窓の間に何かがうずくまっていて、更に良く見ると黒い小人みたいな人間が、口を尖らせて私の腕に何かを吹き付けています。

びっくりして大声を出したら、母が飛んできて「何事か」と言いますので訳を話したのです。
しかし、「寝ぼけたんだよ」と言って取り合いません。
また眠りに入ろうとすると、左腕が痛みます。
目を開けると小人がいます。

大声を出すと母が飛んできました。「寝ぼけないで寝なさい」と言うだけです。
また目をつぶると左腕が痛み、目を開けると小人です。
母を呼んでもダメだと思って父を呼びましたら、来てくれません。
来てくれないのかと思っていたら、突然ドアがあいて父が飛び込んできました。

「左手が痛いよ。何かいるよ」と言ったら、窓際の布団の脇に手を入れて、何か黒いモノを鷲掴みにしたようですが暗くて見えません。
窓をあけて、叩き付けるように放り出して「これで大丈夫だよ」と言いました。
そのあとは左腕が痛むことも無く、朝までぐっすり眠れて熱も下がっていました。

その後、父にあれがなんだったか聞いてみた事はないのですが、間違いなく何か鷲掴みにして外へ叩きつけたのは確かです。
13年前に父は他界しましたので、今となっては聞くこともできませんが。

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