第1430話 真っ黒な何か

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610 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/05/08(金) 22:47:44 ID:RaSC9hC10
先日、工事現場に交通整理のバイトに行ったときの話。

その日は、今の時期には相応しくない炎天下で、路上で突っ立ってるには過酷な環境でした。加えて、車両の往来もなくなり、やや頭がぼーっとしていた昼下がり。
私の脇を誰かが走り抜けた気がして、はっと我に返り、周囲を確認したんですが特に異常なし。まあ、仕事柄、そこまで気を抜ける環境でもないし、気のせいだと思ったのですが…

いたんです。人の形をした、真っ黒な何かが。私のすぐ横に。

うまく説明できませんが、全身影のように真っ黒で、子供くらいの大きさの、立体的な影法師といった感じです。走るような動作をしていますが、その場から移動するわけでもなく、ずっと私の横にいます。

それが何なのかよくわからず、一瞬じっと考え込んでしまいましたが、異常な現象であると思い至ったころ、すーっと消えてしまいました。

さほど気にもせず、仕事を続けていると、今度は道路沿いの民家の窓ガラスに、同じ黒い影が映りました。やはり私の隣ですが、ガラスに映るだけで直接は視認できませんでした。

何なんでしょうね。これは。

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『第1430話 真っ黒な何か』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/07/09(金) 16:15:00 ID:07321a350

    サイレントヒルにそんなの出てきたな。まあ浮かばれない霊だろうね。

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/02/17(日) 06:13:28 ID:d00af6b6e

    シャドウピープル