- 858 :本当にあった怖い名無し :2009/07/13(月) 19:55:55 ID:RWLHx5Ic0
- 友達何人かと一緒に某所に遊びに行った帰りの出来事です。
遊びに行った場所は国道沿いの川を渡った山の中腹にあり、その帰り道の話です。
私が車を運転していたのですが、おかしなことに気付きました。前方の川に架かる橋を渡れば国道に出られるはずなのに、どうしても出られないのです。
そこで私は車を止めることにしました。辺りは杉木立に囲まれた山道。
停車している車の脇には古びた神社の社があり、辺りには人家もありません。
私達は「道に迷ってしまった!」と思いました。その後遠くに見える国道の方向にいくら車を走らせても辿り着くことが出来ません。
そうしているうちに段々と日が暮れて行き、辺りが薄暗くなって来ました。 - 859 :本当にあった怖い名無し :2009/07/13(月) 19:58:30 ID:RWLHx5Ic0
- 私達は焦り出しました。
それもそのはずです。車はその古びた神社を起点として同じルートを
何周も走っているだけなのです。そこで友人に運転を代わってもらいましたが、
結果は同じ。どうしても橋にたどり着けないのです。
他に曲がり道もなく、普通に行けば橋にたどり着くはずなのですが…あたかもどこかで空間がねじれてしまっているかの様でした。
私達がどうやっても結局は神社の前に出てしまうのです。一緒にいた女の子達は泣き出す始末。しかもガソリンも残り少ない。
「何だかわかんないけど、とにかく神様に謝ろう!」ということになりました。
その神社のお社の前で全員が「済みませんでした!!帰らせて下さい!!!」と頭を下げ、
手を合わせました。その後、車を走らせると何もなかったように普通に橋を渡れて国道に出ることが出来ました。