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第1570話 木の根の扉

246 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/07/27(月) 06:27:34 ID:NdVlbT0gO
5年生のとき、遠足で登山した。
登ったのは地元の山で6年生と合同の遠足だった。
山頂より少し下に広い場所があったからそこで昼の休憩になった。
弁当を食べていたら誰かが騒ぎはじめた。
6年の女子が地面に扉があるのを見つけたと言っていた。
見つけた子が泣いていて、見たら、隣の子だった。
隣の双子姉妹の、姉だか妹だか忘れたが片割れがソレを見つけたらしい。
見つけた方は先生と何か話してたが、もう一方は忙しくなさそうだったから話を聞いてみた。
そうしたらその扉に案内してくれた。
地面というか木の根の股に小さな観音開きの扉があった。
扉は開いていたはずだが中がどうなっていたかは忘れた。
拳をねじこもうとしたり指を入れてみたりしたが扉が小さすぎて拳が入らなかったことしか覚えていない。
そのうちどこからかセミの声のような音がしはじめた。
遠足の時期は11月ごろなのでセミがいるわけがない。
耳を悪くしていたため音源は分からなかったが、隣の女の子は扉から音がすると言った。
こわくなって逃げた。
261 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/07/27(月) 14:56:57 ID:NdVlbT0gO
>>248
泣いてた理由はよくわからない。もしかしたら聞いたかもしれないが、昔のことだし。
材質はよく覚えていない。グレーっぽいイメージが頭に残ってるので石か金属だったかもしれない。
少なくとも妖精が住んでそうなメルヘンな雰囲気じゃなかったのは確か。
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