- 764 :本当にあった怖い名無し[sage] :2009/08/17(月) 15:01:24 ID:RhKNvDfV0
- 昔、私が中学生の夏休みに体験した出来事。
夏休みのプールにその日も行ってて、帰る時になったら連れが美術室から手招き
してきた。なにやってるんだと覗きに行ったら連れ達が下級生2人と計4人で
こっくりさんをやっていた。話を聞くと下級生が昨日からやってたらしんだが
どうしてもこっくりさんが帰ってくれなくて今日もやってたらしい。で、俺の
連れに助けを求めたら返さないとこっくりさんが言い出して困り果てていたと
ころへ俺が通りかかったらしい。
バカバカしいと思いながらも、そいつらの青ざめた表情を見ると尋常ではない
様子だし、私のことも返さないとこっくりさん言い出しちゃったもんで仕方なく
協力することになった。
どうせこっくりさんなんてウソっぱちだと思っていた私は10円玉をわざと
押さえつけて動かなくしてやろうと思い、目一杯人差し指に力を入れたけど
関係なくするすると動かれてしまった。この時すこし怖くなってきてた。
で・・・なんとか返ってくれと数時間頼んだが全く聞いてもらえず、段々
と怒って帰ると言い出す連れ。 - 765 :764[sage] :2009/08/17(月) 15:14:21 ID:RhKNvDfV0
- 連れが騒ぎ出すと急にカミナリが鳴り出した。部屋から出たら雷を落とすと脅迫
するこっくりさん。まさかと思いつつもどれだけ経っても中学校の上から動かない
カミナリ。さすがにこれにはビビリました。今の年齢なら偶然だろで済ませれる
んでしょうが、情けないかな中学生のおつむじゃもうテンパイ状態。
どうするんだと困ってたら宿直の先生が通りかかったので事情を説明した。
バカなことやってるからだと怒られて、じゃあ先生が一人づつ車で送ってやると
言ってくれてその日はなんとか解散できた。次の日もプールのために学校へ行くと昨日のメンバーが美術室でまたやっていた。
どうやら昨日のことをこっくりさんは相当怒っているらしいとのこと。昨日の面子
で5キロほど離れたところになる有名なお稲荷さんへ行って人目につかない狐の
像があるから、それを探し出して詫びろと言い出した。 - 766 :764[sage] :2009/08/17(月) 15:23:50 ID:RhKNvDfV0
- 俺たち的にはもうどうでもよかったんだが、下級生がマジで参ってた。まぁ女の子
だから仕方ないんだけど。そんなこんなでみんなでお稲荷さんまで行くことにな
った。
現地に着いたはいいが、あっちへ行けこっちへ行けとどう考えてもおちょくられて
いる様子。もういいから帰ろうぜってことになりかけたが、周りをよく見ると異様
に猫が多い。どこへ行ってもかならず猫がこっちを見てる。まるで見張られている
ようだった。
あまりにも気味が悪いのと、夕方で暗くなってきていたので逃げることになった。途中でみんな別れてその日は終わるかに思えた。
- 767 :764[sage] :2009/08/17(月) 16:40:36 ID:RhKNvDfV0
- うちに帰って夕飯の時に前の日からの出来事を親に話したら凄い怒られた。
昔そんなことやってて狐に憑かれて一晩中田んぼを走り回った人もいたんだと
説教されていた時、突然2階から見たことない猫が落ちてきた。
うちは田舎の家なので一部2階と吹き抜けみたいな造りになってるところから
落ちてきやがった。お稲荷さんで猫に見張られているような気がしていたのと
あまりにタイムリーな時に落ちてきたので滅茶苦茶ビビッた。散々親に叱られてその日は終わった。
ところが次の日、例のメンバーがまた美術室に集まってた。
聞くと、あの時のこっくりさんの紙を誰が持ってるんだ?という。
一番中心になってやってた下級生の女の子が持っていると俺は思ってたが、
その子に訊くと俺が持っているとはずだと言う。
結局その紙はとうとう出てこなかった。まぁどう処分しようか困っていた
ところだったので助かったといえば助かったのだが、なんとも歯切れの悪い
終わり方だった。その夏以来、一度もこっくりさんには手を出していない。
- 769 :764[sage] :2009/08/17(月) 18:15:16 ID:RhKNvDfV0
- 指示された場所へ行っても狐の像なんてないので、次どうするのかお伺いを立てる
みたいにやってましたね。侘びなきゃお前ら許さんとか言われてたし・・・今考えると結構すごいですよね。(^^ゞ
- 770 :764[sage] :2009/08/17(月) 18:18:28 ID:RhKNvDfV0
- 猫が落ちてきたのもマジで怖かったけど、一番不気味だったのはやはりとめようと
しても動いていった10円玉ですね。
てっきり女の子が自分で動かしていると思っていたのにドンドン動いていっちゃう
んだから。もう二度とやりません。