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第1738話 砂の耳(4)

598 :本当にあった怖い名無し[sage] :2010/01/15(金) 12:37:46 ID:X+tCKYqBO
たまに行く飲み屋でマスター相手にカウンターで呑んでたら、後ろの席から声を掛けられた。
見ると懐かしい友人が二人テーブルで呑んでた。二人は小学生の頃、同じボーイスカウトにいた。
学校は三人共別の学校だったが、その二人は仕事で再開して、ここで呑んでたらしい。
おー懐かしいなー。この店よく来るの?なんて話し出し、すぐに意気投合。
しばらく一緒に呑んで、俺が「そう言えばジャンボリーのときスコットランドの子達が歌った
蛍の光がこんな感じの歌詞だったねー」なんて言うと二人の表情が変わった。
「あの時盛り上がってたのはお前だけだよ」ってツッコミが入った。

ジャンボリーといって全国のボーイスカウトのお祭りのようなイベントがあって、
世界各国からも代表の人達がやって来る。で、その内の数団体と交流があって、
俺達のサイトに来たのが、スコットランドの女の子達。俺は金髪美少女達に舞い上がって
仲良くしなきゃと必死になってた記憶がある。しかし二人に聞いてみると、盛り上がってたのは
俺だけらしい。ん?あれ?俺、スコットランド語どころか英語も喋れないよ?
彼女達が日本語喋ってなかった?「んなワケねーだろ」すぐ二人からツッコミが入る。
なんか俺は流暢に彼女達とコミュニケーションを取り、通訳までしてたらしい。
そう言えば彼女達が別れ際歌ってくれた蛍の光の歌詞が、古い友人と酒を酌み交わすなんて内容
で、蛍の光は日本の歌だと思っていた俺はカルチャーショックを受けた記憶がある。
でも俺は普通に日本語で彼女達と会話してた気がするんだよな。

また彼女達だけでなく、その後に来たタイ人達やメキシコ人達とも、俺だけ通訳なしで
コミュニケーションを取ってたらしい。俺は折角遥々日本まで来てくれたんだから、
なんか喋らなきゃと必死だった記憶しかないんだけどな・・・

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