第1812話 あんがとなー

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908 :本当にあった怖い名無し :2010/04/17(土) 16:11:22 ID:JwCHSZzR0
以前、道端で「水が飲みたい」と言われた者です。

先日、元気だった伯父が急逝したのでかけつけた時のこと。
酒好きの伯父だったので末期の水ならぬ末期の酒が置いてあった。
眠ってるようにしか見えない伯父の口元に、綿にお酒ひたして口を濡らしてあげたら
「○子~、あんがとなー」と伯父の声が聞こえた気がした。
隣にいた母親に
「なんだか、おじさんが○子あんがとなーって言ったような気がするよ」
と照れ隠しで笑い泣きしながら言ったら
「おぉ、わかるんかー」と伯父の声が聞こえた。
びくっとしたけど、それは母にも誰にも話さないことにした。
母親は聞こえなかったみたいだし、なんか伯父家族達に悪いと思って。

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『第1812話 あんがとなー』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/04/19(月) 22:05:00 ID:c7d477da5

    亡骸のそばでご家族に配慮できる投稿者は常識ある優しい人だなあ。自分ならうっかり口にしてしまいそう。

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/04/21(水) 00:01:00 ID:4402d0369

    伯父さん嬉しかったんだね(;_;)

  3. 名前:内緒 投稿日:2011/09/06(火) 22:53:02 ID:3da1e7c0b

    いい話だなー(*´д`*)