- 98 :本当にあった怖い名無し[sage] :2010/06/28(月) 02:32:23 ID:jmlwmaWb0
- 子供の時の話でいい?文書くの下手だから読みにくくてスマン
その日、学校から帰ってきた俺はむしゃくしゃしていた
なんかムカつくことがあったんだと思う。それ自体は覚えてない
俺はいわゆる鍵っ子で、家に帰っても夜になるまで一人
だから誰かにこの怒りを話して紛らわすこともできなかったで、イライラしてテレビつけたら、NHKかなんかのおじさんがニュース読んでんの
見るともなく見てたんだけど、なんかそこで猛烈にムカつきが増してきて、
俺はテレビに向かって怒鳴りまくった。今思えばすげー馬鹿w
自分しかいないし、ふざけんなとか馬鹿とかお前シネとか罵詈雑言並べまくり
でも汚い言葉まくしたてながら、俺何してんだ馬鹿じゃねーのって意識もあって
段々トーンダウンしながら改めてテレビの画面に意識戻して、そこで気付いたニュース読んでたおっさんが、喋るのやめて俺のことじっと見てんの
え?思って目が離せなかったんだけど、おっさん不動のまま俺のこと凝視
はっきり目開いて、ぐっと口閉じて、シーンって動かずにこっち見てんの
しばらく見つめ合いながら、俺はだんだん「あー、これ怒ってるな」って思った
なんか親が怒った時の顔と似てたからわかった
そうだよなーおっさん関係ねーのに怒鳴って悪かったよって反省して、
俺、「すみません…」って謝った。テレビに向かってw
そしたら、怖い顔してたおっさんはにこって笑って、また元通り喋り始めたムカつきも収まってて、いやホントすみませんって二階行こうとしたんだけど、
ニュースの人があんなに黙るのも、こっち見つめるのも、おかしいなってその時気付いた
途端にぞっとした。うまく言えないけど、妙な違和感にいきなり気付いて、
ひやっとするんだけど、目元は熱くなってじわって涙にじむの…うまく言えないけどあれ今でも不思議なんだよなー
誰も信じてくれないけど、絶対おっさんに俺の声届いてた
あの時は当り散らしてすみませんでした