- 154 :本当にあった怖い名無し:2010/08/13(金) 16:43:41 ID:+FgqVzpg0
- こういうところに書き込むのは初めてなんですけど、
読んでるうちに「そういえば」って思い出したことがあったので。今家族が居る実家に越す前に住んでた、小さな平屋の一軒家でのことです。
私が小学校低~中学年の頃だったと思います。
その頃、父は仕事から帰ってきて靴下やシャツを洗面所の洗濯かごに入れに来たとき
ちょうど私や妹弟が入浴中だと、ふざけて
そっと磨りガラスのドアにおどけた顔をくっつけておどかしてきたりしてました。
その日私がお風呂で身体を洗っていると、全面ガラスのそのドアに、
背の高い、直立のシルエットがまっすぐ正面を向いてじっとした状態で映っていました。
父のいたずらには慣れていたので(またこのオヤジは・・・)くらいの気持で
無視してそれ以上構いませんでした。
変顔もしてないし、今日は控えめな方だな、くらいに。
今具体的に思い出すと、本当に黒っぽいシルエットだけって感じです。私はお風呂から上がって居間に出て、最初に「おかえりー」と言いました。
母親や妹らが「は?」という反応をしました。
あれ、お父さんは?と聞くと、まだ帰ってきてないよ、ということでした。
思い違いだったのかも知れませんが、
私の中では「見た」ということになっていて、光景も覚えています。
その時は腑に落ちない気持でしたが、(なぜか)特に怖いとは思わず、
それ以上深く考えたことはありません。
ただ今でもよく覚えていて、思い出すと苦笑してしまいます。っていう、ただこれだけなんですけど・・。