第157話 影

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42 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :02/09/11 00:24
私がまだ大学生の頃の事です。
家人は全員2階で寝ており、私ひとりが階下で深夜番組を観ていました。
自分の部屋(2階)へ物を取りに行こうと思い、リビングを出て階段へ向かおうとした時、
「あれ?」と思いました。
前方の廊下の壁に、黒々と影が映っているのです。
自分の真正面に映っているのだから、場所的に言って自分の影のはずです。
でも、何故か、ものすごくその影に違和感を感じてしまい、
5秒くらいジーっと見つめてしまいました。
何故その影に違和感を持ってしまうのか、自分でも不思議でした。

しかし「影は影なんだしさー。」と思い直し、私が歩き出すと、
当然影も私と同じ方向に移動しましたが、なんとなく動き方が変なように感じました。
それでも、「やっぱり自分の影だったんだ。」と、なんとなくホッとして
自分の部屋からリビングへ戻って来た時に、
「あっっ!!」と思いました。

だって、同じ位置に立っているのに、あの時見た影が映っていないんだもん!

光源の位置など、条件は全然変わっていないのに、影が映らないんです。
何故??と、どうしたらあの時見たような影が映るのか、
色々な場所に立って研究(藁 してみた所、
私が観たような真っ黒な影を廊下の壁に映そうと思ったら、
廊下の壁にかなり密着して立たなければならない事が分かりました。

それでは、あの時、私と廊下の間に、影を落とす何者かがいなければなりませんが、
当然誰もいませんでした。大体、1階には私1人しかいなかったんだし・・・。

今思い出しても、すごく不思議です。目の錯覚??
でも、5秒ほど見つめてしまったのに??
しばらくの間、「またあの影が映ったらどうしよう??」と、
リビングを出る時ちょっとドキドキしましたが、
幸いそれ以後映る事はありませんでした。

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『第157話 影』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/03/18(水) 08:39:00 ID:dd232e148

    その影が自分のふりをしようとしてたってのが怖いね