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第238話 行者

476 :あなたのうしろに名無しさんが・・・[???] :03/01/07 03:20
17年前の受験浪人の秋。なかなか勉強に身が入らず、あせってた。ある日眠くなって、自宅の机で
突っ伏してうたた寝をした。その時夢を見たのだが、自分が10m程上空に浮かんでいる。と同時に
行者数名が呪文のごときものを唱えながら、歩いている。それを斜め上から見ている。イメージは
巡礼の一団のようだ。そのうち彼らの呪文と金剛杖をジャンジャンと鳴らす音が、すごく大きく
なって、自分に襲い掛かってくる感じにまでなった。体の中に入ってくるような感じ。そこで、
ガバッと目が覚めたが、その夢があまりにリアルでまだ心臓がドキドキしていて、一瞬訳がわから
なかった。ただ、その後頭が冴え渡り受験まで一気に突破した。すごい集中力がそれ以来持てた。
受験が終わりそれ以降、そんな状態は二度とない。
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