第2160話 サイコロの目(3)

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
629 :本当にあった怖い名無し:2010/12/27(月) 14:35:19 ID:hp0WPuWi0
高校の頃、図書室で良く一緒だった同級生の話。
冬場は図書館にストーブが置かれるので常連が多かった。
その日は寒く雨が降っており、まだいつもの常連がほとんど来ていなかった。
そいつはいつもの席でひたすらサイコロを転がしており、「何してるんだよ」と聞くと
「1の目が出る時は解るんだよ」と言って、目の前で実演して見せてくれた。
彼は6回連続で1の目が出る時だけを見事に言い当てた。
サイコロを振る前、手の中で転がしているときに微かに暖かいのだそうだ。
今でもあれが手品だったのか、そういう体質だったのかは定かじゃないのだが、
見せてもらった限りではサイコロに仕掛けは無かったし摩り替えている様子も無かった。
(後日別の半透明なサイコロでもやっていた。)
本人曰く、「寒い雨の日とかはうまくいく」との事。いつでもどこでも百発百中では無いらしい。
手品だったかもしれないが、未だにタネがわからないし、妙な説得力があったのでそういう人もいるのかと普通に信じてしまった。
ちなみに、彼の能力が特に役立ったことは無いそうだ。
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

『第2160話 サイコロの目(3)』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/12/29(水) 18:48:56 ID:6fc4dd511

    なんかホムンクルス思い出した。

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/12/29(水) 19:15:11 ID:b868c9eb6

    こういう一見特に何の役にも立たなさそうな能力って面白いなぁ

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/12/30(木) 02:22:54 ID:83ef4d992

    立つだろ。博打の本場行って1が必要なときはあたたかくなるまでやり直せばいい。仕込みなしで特に1をだせるのはなかなか使えるはずだ。

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/01/04(火) 09:40:08 ID:7caab1cc8

    たぶん、普段から賭博とかに全く興味ない人にこそ、こういう意味のない能力がもにつくんだろうと思う。
    そのほうがロマンがあるよね。

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/01/07(金) 14:44:23 ID:c805adc87

    サイコロを所持してる時点で怪しい(笑)

  6. 名前:タカ 投稿日:2011/01/25(火) 09:47:23 ID:d6805c57a

    みんなにサイコロのテクニックを見せたくて見せたくてしょうがなかったんだろう
    じゃないとサイコロなんて持ち歩かない

  7. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/01/03(火) 11:08:37 ID:2ce630cf2

    アメリカのドラマでそういう何の役にも立たない魔法のアイテムが出るのあったな

    あるモーテルの部屋が妙な次元?になって、そこにあった物は全て魔法のアイテムに変化してて
    持ち出されたそれらを色んな人が奪い合う話

    生卵を茹で卵にするとかいうしょーもない物から
    (個人的には欲しいがw)
    どんなドアでも開けられる鍵や数秒時間を止める櫛まで大量のアイテムがあって楽しかった
    オカ板住人なら楽しめると思う
    タイトルはロストルーム

  8. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/01/04(水) 09:33:42 ID:e5cce8596

    俺もそのドラマ好きだったw
    でも中途半端に終わった感じだよね

  9. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2018/07/20(金) 22:11:52 ID:212c2076b

    狙った目を出す振り方は哲也でやってたな