889 :本当にあった怖い名無し:2019/03/15(金) 19:27:20.62 ID:gev8ZDWA0.net
親父の小学校の頃の体験談を書きます。
ある時親父と弟は、一人一個ずつブーメランを買ってもらったそうです。
もう稲刈りは終わったあとなので、田んぼに飛ばしにいきました。
小一時間飛ばして遊んでいましたが、なかなか自分の元へ戻ってくるように飛ばせませんでした。
飛ばしては落下した所へ走って行き、そこからまた飛ばす、と繰り返していたそうです。
今度こそ!と親父が思い切り飛ばすと、同じように少し離れたところに落下しました。
ところが今回は落下地点へいってもなかなかブーメランが見つかりませんでした。稲刈り後なので土むき出しで近くまで行ったらすぐわかるはずです。
買ってもらったばかりなので怒られると焦り、弟に手伝ってもらって日が暮れる手前まで周辺一帯をくまなく探したのですが見つかりませんでした。
すると不意に弟が「最後に投げた方向どっち?」と聞いてきました。親父はとりあえずなんとなくの方向と力加減を教えると、弟は「とうっ!」とその方向にブーメランを飛ばしました。
二人はブーメランを目で追いながらすぐさま走り出し、落下地点へ急ぎました。
弟のブーメランは ぽすっと少し土煙を上げて落下し、二人もそれに少し遅れて落下地点に着きました。
弟がブーメランを拾おうとすると、
そこには2つのブーメランが重なっていたそうです。
ナイスショット
ナイスショット (笑笑笑