- 444 :本当にあった怖い名無し:2012/06/25(月) 23:46:59.01 ID:2V5uUNq10
- まとめのコリブエさまって話読んですごい前に聞いた怪談のような民話思い出した。
聞いた時は普通にただの都市伝説的なものとかだと思ってたんだけど
まとめ読んでてあれ、っと思ったので。
一部脚色というかぼかしありだけど書いていいかな。 - 446 :本当にあった怖い名無し:2012/06/26(火) 00:07:56.75 ID:NsIe1Qsp0
- ざっとまとめたのでサクッと
某湖県ではその昔、貧困に喘ぐ村があった。
その頃は京でまことしやかに物の怪の存在が語られてて
それを高名ななんとかさんが退治したりとそんな頃。
実は京を追われた物の怪がその村の地方に逃げ込み
それが原因で村にはよく災いが起きていて村はどんどん追いつめられていったそうな。ある時、物の怪討伐にも参加したことのある年老いた僧がその村を訪れた。
僧はその村の惨状をみて、一目でよくないものの気配を察知する。
村人達はその僧に救いをもとめるが、僧にはそれを祓う力も残ってない。
そこで僧はある忌避されてしかるべき術を村人に教える。
それは厄災を払う神様を作る方法。
正確に言うと、神様に似て異なる何か。 - 447 :本当にあった怖い名無し:2012/06/26(火) 00:09:17.54 ID:NsIe1Qsp0
- 作り方は、もう呪物そのもの。
いくつかの呪術を組み合わせて作るという
お粗末というかそんなアホな、とも言えるような方法。
具体的に言うと、蠱毒と犬神の作り方に、他のものも取り入れ
ごちゃ混ぜにしたような物。本来なら、そんな危なっかしい物は作らない。
けど村はそこまで追いつめられていたし、何より村人に
それがそんな危なっかしい物という知識はない。
すがれるものならなんでもすがろう、と言うことで実際に作ってしまう。
蠱毒を作るような方法で生き残ったある獣を何匹も集めて、煮つめるようにまた…
そうして何度も繰り返した末に残った一匹を、犬神のような手段で、殺す。
そこから、その獣が骨になるまで地中に埋め、骨になったら掘り出して
その骨である楽器を作る。それが、忌み笛。 - 448 :本当にあった怖い名無し:2012/06/26(火) 00:10:58.30 ID:NsIe1Qsp0
- その笛のおかげで、村からは災いが去り
物の怪もどこかに姿を消して、めでたしめでたし。…とはならず、新たな問題が起こる。
その笛は確かに災いを祓ったが、その祓い方に問題があった。
単純に笛の力で祓うのではなく、向かってくる厄災に対して
笛に蓄積されていた呪いやら怨みなどをぶつけてはじく、そんな方法だったらしい。
当然、そんな邪法のような作り方で作られたものだから
込められているものは半端ない。けど、吹いている限りは村に災いが起こることもない。
そして、村人達は笛を吹き続けることを選んだんだけど
何故か周囲の村や町に災いが起こる。そう、周囲に祓うべき厄災がないから
ぶつけるべき対象のない笛の呪いが周囲に飛び火していたのだ。それから時代は下って少しずつ村も豊になり
笛を吹き続けなくても災いに対抗できるくらいの地力もできた。
そうして笛は役目を終えて、その後藩主?の手に渡り事なきを得る。 - 449 :本当にあった怖い名無し:2012/06/26(火) 00:14:22.59 ID:NsIe1Qsp0
- という話があるんだが、まとめで見て似てるような…と思ったので。
微妙にスレチな気もするけどそこはごめん。ただこの話、数パターンあって、えらい坊さんに貰った笛で魔を祓う
みたいなのもあって、一応笛と災いと最後はえらいひとの所へ、というのは共通してる。
自分が聞いたのはなかなかに怪談っぽく脚色された話だったのでは、と。
京から逃げてきたのが北へ逃げる途中の玉藻前だとか
年老いた僧も実は物の怪で…って話もある。
勿論今もその風習があったり、ということはないからまとめのとは違う気もするけど
災いを払う笛というのが似てたので。
因みに当方は書いてあるとおり某湖県の田舎です。
おわり。長文スレチすまん。
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『第2824話 忌み笛伝説』へのコメント
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/06/28(木) 15:28:20 ID:d9fde1523
この辺のスレ読んでるなら基礎知識として知ってると思ったんだろうし、
ぐぐればすぐ出てくる。 -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/06/30(土) 21:42:22 ID:53aea8ca1
毒をもって毒を制す、みたいな。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/03/20(木) 19:55:20 ID:f1287331c
知り合いの体験談とかならまだしも、流石に昔話書かれてもな
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2014/06/04(水) 10:47:23 ID:7d4a39776
なんのこっちゃ?
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2015/11/09(月) 13:48:40 ID:6505917bc
なるほど、それでその忌笛は今もあるのかな?三つ目人の伝説と言い、その湖周辺には何かがありそうな感じ。
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名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2023/05/24(水) 19:26:26 ID:4b7e154de
ここへのコメですまん。
「コリブエ」の「コリ」は狐・狸って説が出てたけど、「水垢離(みずごり)」の「垢離(こり)」というのはどうだろう?穢れを落とすような意味だから、禍いをはじくっていうのにも通じないだろうか? -
名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2023/05/25(木) 20:51:44 ID:8f38f695f
↑何故コリブエの方に書かないのかと思ったら、2661話の※1と同内容じゃないか
「蠱毒と犬神の作り方に、他のものも取り入れ ごちゃ混ぜにしたような物」とか、
「犬神のような手段で殺す」とか、
蠱毒とか、犬神の作り方や有様とかを知ってるのが当たり前的な書き方されても
わからん。