0149本当にあった怖い名無し2023/10/17(火) 21:13:25.35ID:tUfnFjb50
今は亡き私の曾祖父ちゃんから聞いた話
子供の頃に聞いて日本昔話みたいで印象に残ってるから覚えてるけど
あまりにもおとぎ話みたいでおそらく記憶が着色されていたり間違えてる部分もあるだろうけどお許し下さい
曾祖父ちゃん昔は家族で山の奥の村に住んでて数時間かけて山を降り山の幸を売って海の幸を購入して持って家に帰るのを数日おきに繰り返して生活していたんだそう
ちなみに爺ちゃんからは山を降りてそれなりに開けた町に住んだ
夜に山道を帰る時にいつも曾祖父ちゃんは家用の魚以外にも何匹も連なった小さな干し魚も用意して一定の距離にぽつぽつとその干し魚を道に置いて帰っていた
曾祖父ちゃんも当時はよく分からなかったが父や祖父から言われていたらしい
なんでも山に住む狐だか狸だかに家用の魚を捕られないためとか
まあ迷信みたいなもんで曾祖父ちゃんも信じてなかった
ある日家用に大きな魚とお酒をゲットしたが干し魚が買えなかった日があって
まあ仕方ないかーと思って家路についた
その帰り道いつも通る道なのに異様に静かで空気が重く気持ち悪く
なんかずっと付けられてる気配もあって曾祖父ちゃんは怖くて早足でとにかく走って帰った
ようやく家についてほっとしたら
持ってた大きな魚は頭だけ残して骨になってお酒は栓がついたまま半分以下に減っていた
そんな話
日本昔話みたいで面白いなと思ったが曾祖父ちゃんは怖かった体験
多分私の記憶だいぶ着色されている
着色されてカラフル