第321話 ぎゅ!

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
256 :あなたのうしろに名無しさんが・・・ :03/07/18 11:39
ずっと小さい頃の話。
幼稚園から帰ってくるとお昼寝するのが日課だった私は、
その日に限っていつもの自室ではなく、姉の部屋で寝ることにした。
姉の部屋にはベッドがあって、いつも布団で寝てた私は
それがうらやましかったんだな。 

姉が小学校から帰ってくるまで、ちょっとと思って横になり、うとうとしていた。
そして寝返りを打って、何気なく右手がベッドからはみ出た瞬間、
ぎゅ!っといきなりその手を握られた。
私はびっくりして目を開けたけど、もちろんベッドサイドには誰もいない。
なのに手は強く握られていて振りほどけない…

その後の記憶はないんだけど、それ以来ずっと私は
ベッドの下、床とのスペースには誰かがいるという思い込みを消せなかった。
ベッド自体が怖くなって、普通にベッドで眠れるようになったのは中学に上がってから。
それでも現在でも、怖くてベッドから手だけをはみ出させることができない。
またぎゅ!っと掴まれそうで…。おかげで寝相がやたらいい(w

たぶん一生忘れられそうにない記憶。

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク

『第321話 ぎゅ!』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2007/04/25(水) 13:16:00 ID:4271781a5

    これはトラウマになる地味にコワイ

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/04/03(土) 20:10:00 ID:27bcfc0fe

    ベッドの下に包丁男が…って都市伝説思い出した。これは怖いね

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/07/03(日) 21:51:37 ID:473be9208

    潜伏中の空き巣

  4. 名前:あさ 投稿日:2012/04/08(日) 12:06:53 ID:d53c708e4

    超怖いね。