第422話 おじいちゃん2

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254 :本当にあった怖い名無し :04/10/29 16:15:05 ID:QBP28baO
昨日お母さんに聞いた不思議な話。
お母さんが子供の頃の12月のある日、
私の祖母の叔父にあたる人の所へ遊びに行った。
母は、この人の事を「おじいちゃん」と読んでいた(本当の祖父ではない)
おじいちゃんの身内が近所では少なかったので、よく遊びに行っていたらしい。

その日、いきなりおじいちゃんが急に
「H(母の名前)、ちょっと早いけどお年玉をあげよう」
って言って来たらしい。
毎年、お正月にはちゃんと顔を出してるのに・・・。
母はまたお正月に来るし・・・って断ったらしいけど
おじいちゃんは「いいから」と言って母にお年玉をくれたんだって。
その日、おじいちゃんは3時間位、
自分の人生の生き様を母に聞かせたそうです。
幼い頃の事、戦争の事、家族の事など。
今までそんな話、した事なかったのに・・・
そして、母はいつものように
「おじいちゃん、また来るね」と言って家に帰りました。

そして、その10日後、そのおじいちゃんは亡くなったそうです。
母と会った時はすっごい元気だったし、別にどこか悪い訳でもなかったそう。
心臓発作だったらしいです。

母は、おじいちゃん、何か気付いてたのかなと言ってました。
長文スマソ 汗

255 :254 :04/10/29 16:22:24 ID:QBP28baO
しつこいですが、そのおじいちゃんがらみでもう1つ。

そのおじいちゃんのお通夜の日、母は変な夢を見たそうです。
駅のホームで母が電車を待ってると電車が来て
そこには前日?亡くなったおじいちゃんが乗っていました。
おじいちゃんが「H、おいで」と言い、手を引っ張ってきたそうです。
母はおじいちゃんの事は好きだったので、
何のためらいもなく、電車に乗ろうとすると
後ろからグイっとものすごい力で引っ張られたそうです。
すると、既に何年か前に病死していた母の実の祖母がいました。
祖母は「あんたはまだこっちに来たらあかん!!」
と言ってホームに引き戻されたそうです。
そして、電車はフッと消えたそうです。

祖母に引っ張られてなかったら、
母は死んでいたかもしれないと言ってました。
そして、「おじいちゃん、寂しかったのかな・・・」と・・・

以上です 汗

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『第422話 おじいちゃん2』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/12/29(火) 12:04:00 ID:8e025fd5a

    イイ。

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/06/27(月) 19:22:22 ID:7d56be4fd

    嫌な言い方だけど、殺されかけたのに「寂しかったのかな」と言えるこのお母さんは素敵な人だなぁ。

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/02/18(土) 05:18:24 ID:b0fe17f0f

    うん。強くて優しい人だね。