第1160話 祠の中の蛇

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154 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/06/22(日) 22:20:58 ID:PzJS+EprO
高校2年の夏。
当時、付き合ってた彼氏とその家族で旅行に連れてもらった。
旅館に着いたが、晩ごはんまでにまだ時間があったので彼氏と二人散歩に出かける事に。
真夏で、まだ日は高く4時にもなってなかったと思う。
『暑いねぇ』なんて他愛ない話ししながら、てくてく歩いていると、長い石段が続いてる神社を見つけ二人で登ってみた。
石段を登りきって、100Mほど参道を歩くと小さい祠があったので二人、腰掛けて話し始めた。

続く

155 :本当にあった怖い名無し[sage] :2008/06/22(日) 22:22:42 ID:PzJS+EprO
続き

しばらくは話しに夢中になっていたんだけど、先ほどから カサッ…カサッ……という物音が妙に気になる。
彼氏に『何か物音するよね?』って聞いても、『???別に…』って、彼氏には聞こえてない。
気のせいか、と思いまた話し始めても、やはりカサッ…カサッ……って音がする。祠の中から。
あんまり気になるから立ち上がって、ヒョイっと祠の中を覗くと
そこには、グレーの色した何百匹もの蛇が床が見えないくらい、うじゃうじゃいた。
『ギャーーーー!!!』って悲鳴を上げながら彼氏を置いて一目散に逃げる私。逃げながら参道の道を見ると
右も左も蛇だらけ。自分の走っている石の小道以外、蛇に埋め尽くされてる。
気が狂いながらやっと石段を下りきって彼氏に追い着かれた。
訳がわからない彼氏に説明するも、彼氏は『祠の中には何もいなかったし、蛇なんて一匹も見てない』との事。
今から考えるに、そこは地元の蛇神社で若い二人にいたずらしたのかなぁ、って思う。
この話、二年前に神社スレに書いたけど、ここを見つけたのでこちらにも書いてみた、実話。

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『第1160話 祠の中の蛇』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/05/29(金) 10:31:00 ID:091cae8f3

    普通、彼氏の手を引っ張って逃げるとかしないか?
    置いて行くとは…

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2009/11/28(土) 19:04:00 ID:b2df9d88a

    確かにちょっと薄情ww

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/05/11(火) 23:05:00 ID:2f35f56fa

    彼氏は別れて正解だったな。神様が薄情女だと教えてくれたんだよ

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/04/19(木) 12:22:11 ID:6d186fc10

    女は来るなって事だろ

  5. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2013/07/17(水) 22:29:53 ID:bc8099493

    女神だったのかな?