第1316話 アルミホイル星人

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658 :本当にあった怖い名無し :2009/01/15(木) 19:29:55 ID:LQ6vqV69O
携帯から投下。
改行おかしかったらごめんなさい。

うちの母は学生時代、宇宙人らしきものを見たらしい。
山奥ド田舎から都心の高校に通っていた母はバス通学で、
その日も急いで家を出てバス停に向かって小走りしていた。
そのとき視界の端に光を感じ、足を止めて振り向くと
当時まだ木製だった電柱から延びる電線に人が座っていた。

最初は電線工事の業者かと思ったが、どうもおかしい。
数は3人。性別は不明(遠くて判断できなかったらしい)。
業者なら電柱にしがみつくようにして工事をするはずだが、
それは身動き一つせず、椅子に腰掛けているかのように
たわんだ「電線」に綺麗に並んで座り、母を見つめていた。
ちょうど鉄棒に尻を乗せ手で鉄棒を掴み安定させるように。
命綱のたぐいは一切着けていなかった。

更にその3人は全身アルミホイル?にくるまれていた。
銀色の服が、かなり光を反射し輝いていたため
母はアルミホイルを着ているように見えたらしい。

どのくらい経っただろうか、しばらく見つめていたら
突然3人が座った姿勢のまま後ろへ回転し消えた。
と思ったら一本向こうの電線へ移動していた。
そこにもまた同じ姿勢で静止したままであった。

母は唖然とし見つめていたが、学校に遅刻しそうなので
好奇心を抑えてバスに乗ってしまったため
その後そいつらがどうなったかは分からない。

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『第1316話 アルミホイル星人』へのコメント

  1. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2010/07/09(金) 08:24:00 ID:6b595f349

    一つ言える事はアルミホイル星人は物凄く体重が軽いって事だな。

  2. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/01/07(金) 20:25:13 ID:97ed5261a

    家からバス停に向かったってことは、朝方に見たのか?
    他に目撃者がいないのが残念だな。

  3. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2011/06/22(水) 16:09:07 ID:3fb804e0a

    いい。面白い。

  4. 名前:本当にあった怖い名無し 投稿日:2012/08/01(水) 23:17:02 ID:72f2b1aaa

    故郷・アルミホイル星からの救援を電線に掛けながら日がな一日待ってるんだね